Dirty McC

ジョンがストーンズの「ロックンロール・サーカス」で作ったバンド名を「ダーティ・マック(スペルはMacに替えてる)」って言うんだけど、
今回、ビートルズの全曲解説をやるにあたって、調べると調べるほど、ポールの狡猾さが見えてきて、まさにダーティなマックに怒りを感じます。

マック派の人は、「ポールのおかげでブライアンが死んでからもグループが成り立って名曲を作り続けた」なんて寝言言いますが、ロックバンドとしてのビートルズは６６年で終わっても良かったなと感じています。

マッカートニーはジョージ・マーティンとジェフ・エメリックを味方にしてますから、レコーディングでやりたい放題ですわ。ジョンとジョージには一応レコーディングに参加させてギター弾かせて、あとで自分がギター弾いて差し替えたり、自分の曲には思い切り時間かけて後の人の曲はやっつけ仕事でね。

だいたい「イエロー・サブマリン」の映画の最後、４人が顔だししてそのあと「オール・トゥゲザー・ナウ」を唄いますわ。あれに最後まで反対したと言う。その理由は「自分が『星に願いを』のようなエンディングテーマを作りたかったから」だって。そんな奴、ロックやらんでわいいわ。ジョージは「ペパーズは面白くなかった。」と言ってますわ。そりゃそうですわ。全然ギター弾かせてもらえないんだから。あるいはギターの代わりにオーケストラ使ってジョージ不要の方向へ持って行ってるんだもの。ホンマ汚いやつでっせ。

ジョンとジョージとリンゴの三人で誰かベース入れて本物のロックやってほしかったなあ。「When I'm 64」みたいなクソな曲やらずにね。

ジョージも連れてやって欲しかったね。

コメント 6

おはようございます。
青盤で知ったビートルズですが、すぐにジョージに行ってしまいました。
その後は、ビートルズといえばホワイト･アルバム以降ばかりで・・・
ペパーズとか聴いてもジョージの匂いがしないんです。
匂いがしなかったのはこういったことなんですね。
自分の直感もそれほど間違ってはいなかったということでしょうか（笑）
by paddies (2009-08-06 06:23) 

なるほど、そういうことだったんですか・・・勉強になりました。
これからビートルズを聴く時は、心持ちもチョット変わりそうです。
by ベアトラック (2009-08-06 13:08) 

>paddiesさん

サージェント・ペパーズはビートルズと言うよりもポール・マッカートニー・バンドの作品で、何曲かをメンバーに回してるって感じですね。
ジョージは可哀想なほど参加してないんですよ、結果的に。
それまでもそういう雰囲気だったんだけど、ここで完全にポール対他の３人という感じになってしまいました。
by petbottler (2009-08-06 21:26) 

>ベアトラックさん

僕があんまりだなと思ったエピソードは「シーズ・リービング・ホーム」で
クラシック楽器のアレンジをジョージ・マーティンに頼んだんだけど、ちょうど
他の仕事で手がふさがってたんです。すると師匠であるマーティンではなく、自分が前に知り合った別のアレンジャーにスコアを書かせて、そしてそのアレンジで外部アーティストに演奏させるときはジョージ・マーティンに指揮をさせ録音し、自分は現場へも来なかったというのです。
自分が思ったら義理も人情も恩も関係なくやりたいようにやる人間ですわ。
by petbottler (2009-08-06 21:33) 

怒りが関西弁に出てますね。（笑）
いや本当にこれから聞くときに、ちょっと気持ちが変わりそうです。
by 夏の塩 (2009-08-07 12:45) 

>夏の塩さん

自分の思い通りにやりたい人なんですわ。自分が一番じゃないと嫌なんでしょうね。
だからビートルズは幼馴染だから８年続いたけど、後は誰とやってもそれっきりなんですよね。
by petbottler (2009-08-08 11:37)